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【手術症例】下顎皮膚腫瘍(イボ) シーズー系MIX 12歳2024.11.13
数カ月前からあった下顎のイボの様なできものが拡大してきたため来院された12歳のシーズー系MIX。
数カ月前からあったものが大きくなってきた場合は、要注意です。
(腫瘍初診時)
針生検により腫瘍細胞が確認されました。
1カ月後の再診時にはさらに急速な拡大を認めた為、早急に切除手術を実施しました。
再診までの1カ月でさらに拡大しました。
(腫瘍再診時)
腫瘍を切除して皮膚を縫い合わせる際には、皮膚を引っ張ってこなければなりません。
下顎や四肢端部などは皮膚に余裕がなく、さらにこの症例は腫瘍が拡大したこともあり、切除後の術創は一部離開してしまいました。
それでも1カ月後にはきれいに治癒しました。病理検査結果は、皮脂腺の悪性腫瘍でした。
(術後一ヶ月後)
当院では、下顎皮膚腫瘍以外にも様々な手術・治療を行っています。
わんちゃんや猫ちゃんの体のためにも、少しでも違和感を感じた場合はお気軽にご来院ください。